Cytek Amnis ImageStream^X MKII イメージングフロー
サイトメーター

顕微鏡機能を兼ね備えた
フローサイトメーターによる
科学研究の新基軸

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ImageStream<sup>®X</sup> MKII Imaging Flow Cytometer

製品情報

概要

性能データ

キット、試薬、オプション

Cytek Amnis ImageStream^®X Mk IIは、フローサイトメトリーのハイスループット性能と顕微鏡のイメージングおよび機能的洞察を組み合わせたイメージングフローサイトメーターです。このユニークな組み合わせにより、それぞれの技術単独では不可能な幅広いアプリケーションが可能となります。

ImageStream^X Mk IIシステムは、ベンチトップ型の多色イメージングフローサイトメーターであり、最大12チャネルの細胞イメージングにより、数百万の細胞を高速に取得します。大量のデジタルイメージを収集し、コンペンセーションを行い、サンプル中のすべての細胞の高品質な画像を提供します。また、高度な画像解析ソフトウェアと組み合わせることで、各オブジェクトが蛍光強度だけでなく、蛍光を放射した空間的位置に基づいて数百のパラメータで定量化されるため、ImageStreamシステムは前例のないレベルの細胞情報を提供します。

イメージングアプリケーションが包括する研究領域

高精細画像とハイスループット機能を特長とするCytek Amnis ImageStreamX Mk IIイメージングフローサイトメーターは、ピクセル単位でスペクトル補正を行い、数百に及ぶ定量機能を組み合わせることで豊富なアプリケーションを提供する高性能のイメージングフローサイトメーターです。Cytek Amnis ImageStream^X Mk IIイメージングフローサイトメーターによって、タンパク質の共局在、核移行、スポットカウント、細胞の形態変化、細胞間相互作用などの先端的アプリケーションが可能になります。多様なアプリケーションに対応する研究施設には、システム構成が柔軟なCytek Amnis ImageStreamX Mk IIイメージングフローサイトメーターは理想的なプラットフォームです。高精細な画像データは、研究の正確性を高め、重要な情報を的確に捉えるために最適です。多様なアプリケーションに対応する研究施設には、システム構成が柔軟なCytek Amnis ImageStreamX Mk IIイメージングフローサイトメーターは理想的なプラットフォームです。高精細な画像データは、研究の正確性を高め、重要な情報を的確に捉えるために最適です。イメージングアプリケーションの幅広い研究領域については、当社の論文やアプリケーションノートをご確認ください。

自動化されたワークフローと画像解析ソフトウェアパッケージ

Cytek Amnis ImageStream^X イメージングフローサイトメーターによるデータ解析は「Start Analysis」をクリックし、IDEAS画像解析ソフトウェアのコアアプリケーションの自動化されたワークフローに従うだけで簡単に行えます。

解析をカスタマイズするために、このソフトウェアはチャネルごとに86のフィーチャー、22種類の機能マスク、特定の細胞集団を分類する新しいアルゴリズムを作成する機械学習モジュールを備えています。Feature Finder ウィザードを使用して、目的の細胞を最もよく識別するフィーチャーを特定することができ、正確な解析を確実に行うことができます。

Amnis^® AI ソフトウェアオプションを利用することで、Cytek Amnis ImageStream^X Mk II イメージングフローサイトメーターのデータセットと、畳み込みニューラルネットワークを用いたディープラーニングをシームレスに統合する最先端の画像解析ツールを活用することができます。

これらの機能的なツールは画像解析を容易にし、全く新しいレベルのサンプル解析を可能にします。Cytek Amnis ImageStream^X Mk IIイメージングフローサイトメトリーのデータ解析ソフトウェアパッケージの詳細はこちらをご覧ください。

ローズウェルパーク総合がんセンター（RPCCC：Roswell Park Comprehensive Cancer Center）での研究においてイメージングフローサイトメーターがどのように変革をもたらしたかをご覧ください。

RPCCCフロー&イメージングサイトメトリーファシリティでは、Paul Wallace博士、Hans Minderman博士、スタッフが、従来の煩雑な顕微鏡によるNFκBの局在変化などのアプリケーションにおける統計的な解析能力やスループットの向上に最も適したツールをユーザーに提供しています。RPCCCの研究者が循環腫瘍細胞などのレアイベントを検出するためにAmnisプロトコルがどのように役立っているかをご覧ください。

ImageStream^X MKII 光学レイアウト

ImageStream^X Mk II イメージングフローサイトメーターの光学レイアウトを示します。懸濁液内の蛍光標識された細胞はシリンジポンプによってシステム内にロードされます。サンプルは流路内で流体力学的に集束し、複数のレーザーによって励起され蛍光を発します。明視野像、SSC 像、蛍光像は、20 倍、40 倍、または 60 倍の撮像対物レンズによって取り込まれ、フィルタースタックに転送された後、各像はカメラ上で空間的に分かれたチャネルに投影されます。最大 10 色の各蛍光は空間的な配置を保ちながら同時に収集されるため、各プローブの強度、形態、他のプローブに対する相対的な位置が測定されます。

TDI CCDテクノロジー（Time Delay Integration Charge Coupled Device テクノロジー）

Cytek Amnisシリーズのフローサイトメーターは、TDIモードで操作されるCCDを使用しています。このモードを用いると、非常に高い画像品質と優れた光感度で動くオブジェクトの画像キャプチャーを行うことができます。TDIモードでは、光のチャージは各ピクセル行ごとに正確に転送され、細胞の通過と正確に同期して光の積分時間を増やすことができます。この効果は、カメラを対象物と一緒に物理的に移動させることに似ています。各ピクセル行はチップの下部から読み出され、画像解析ソフトウェアツールを使用して細胞の画像を再構築するために使用されます。

その他のリソース（英語）

パブリケーションリスト

多くのパラメータ

1チャネルあたり86のパラメータ、22のマスク機能、機械学習とAIイメージングフローサイトメーターは包括的なデータセットを生成します。

優れた感度

低ノイズのTDI CCDカメラにより、優れた光感度で微弱蛍光や微粒子の検出を可能にします。

新しいアプリケーション

簡単なワークフローとオープンプラットフォームの解析ツールにより、ImageStreamは様々な細胞測定アプリケーションに活用いただけます。

比類なき蛍光感度

Cytek Amnis ImageStream^X Mk IIイメージングフローサイトメーターの蛍光感度を、8ピークキャリブレーションビーズセット（Spherotech社）を使用して測定しました。チャネル3で検出された8つのピークは、すべて2 MESF以下（等価蛍光分子）で明確に識別され、最初のピークと次に低輝度のピークのビーズ間のStain Index（SI =(Mean2-Mean1)/(2xSD1)）は92.2でした。Cytek Amnis ImageStream^X Mk IIイメージングフローサイトメーターは、高量子効率と低ノイズのカメラを搭載しているため、比類なき光感度で多数の粒子の画像を撮影できます。これは、細胞内小器官の同定、微弱な細胞表面シグナル、微小粒子の検出に極めて重要です。

全体像をとらえる複数の倍率

Cytek Amnis ImageStream^X Mk IIイメージングフローサイトメーターは、幅広い細胞種に対応するために、複数の倍率を提供しています。直径120 µmの大型細胞には1 µm/pixelの解像度を持つ20倍対物レンズを用います。0.5 µm/pixelの解像度を持つ40倍対物レンズは測定スピードと解像度の調整に最適です。また、0.3 µm/pixelの解像度を持つ60倍対物レンズは、より小さな初代細胞等の詳細な解析に適しています。高解像度の画像は、蛍光強度のみならず細胞形態に基づく集団の正確な分類を可能にします。図中の細胞は、Cytek Amnis ImageStream^X Mk IIイメージングフローサイトメーターの各倍率で撮像したTHP-1細胞です。

形態ベースの測定パフォーマンス

Cytek Amnis ImageStream^X Mk IIイメージングフローサイトメーターは、THP-1細胞におけるNF-κBの核内移行や他のシグナル伝達分子を、Similarityフィーチャーを使用して同定できます。この装置の優れた補正による高精細画像により、細胞質にNF-κBを保持する細胞（A）と核内にNF-κBが局在する細胞（B）を明確に分離（SI）可能です。核局在の詳細については、こちらをご覧ください。

希少細胞種における細胞内局在と共局在

Cytek Amnis ImageStream^X Mk IIイメージングフローサイトメーターは、IDEAS画像解析ソフトウェアのユニークな画像ベースの機能を使用して、粒子のインターナリゼーションと共局在を正確に評価するために、希少細胞種の高解像度画像を迅速に取得します。この例では、ウイルス粒子を模倣したCpGB（赤色）がpDCに結合し（A）、それが細胞内に取り込まれ（B）、細胞内のリソソーム（緑色）に共局在化する様子を示しています（C）。各領域の代表的な画像を示します。インターナリゼーションと共局在の特徴についての詳細はこちらをご覧ください。

微小粒子と細胞外小胞（EV）の検出

Cytek Amnis ImageStream^X Mk IIイメージングフローサイトメーターの比類なき光検出感度と高精細画像によって、細胞外小胞（EV）の生成から周囲のハイドロゲルによる捕捉（A）、遊離し循環する粒子（B）、最終的に細胞による結合とインターナリゼーション（C）を追跡することが可能です。粒子の捕捉と微小粒子検出の詳細については、アプリケーションノートをご覧ください。

性能特性	倍率 40 倍	倍率 60 倍	倍率 20 倍
開口数	0.75	0.9	0.5
ピクセルサイズ	0.5 x 0.5 µm	0.3 x 0.3 µm	1.0 x 1.0 µm
実視野	60 x 128 µm	40 x 170 µm	120 x 256 µm
イベント数	2,000 オブジェクト/秒	1,200 オブジェクト/秒	5,000 オブジェクト/秒

サンプルの特性

サンプルボリューム：20-200 μl
サンプル利用効率：最大95％

物理的特性

35" W x 26" H x 25" D（889 mm x 660 mm, 635 mm）
重量：400 lbs.（182 kg）

自動化された装置の操作

起動およびシャットダウン
サンプルのロード、取得、コンペンセーション、バッチ解析
レーザーのアライメント、焦点、キャリブレーション、テスト

光源

励起レーザー：488 nm、642 nm（標準搭載）、オプション：高出力励起レーザー488 nm、375 nm、405 nm、561 nm、592 nm
サイドスキャッター：785 nm（標準搭載）
明視野：任意のチャネルを選択可能

動作要件

450 W、100-240 VAC、50/60 Hz
外部からの空気や水の供給は不要

12蛍光チャネル

明視野とSSC
蛍光

Camera 1		Camera 2
Ch 1: 435-480 nm	Ch 2: 480-560 nm	Ch 7: 435-505 nm	Ch 8: 505-570 nm
Ch 3: 560-595 nm	Ch 4: 595-642 nm	Ch 9: 570-595 nm	Ch 10: 595-642 nm
Ch 5: 642-745 nm	Ch 6: 745-785 nm	Ch 11: 642-745 nm	Ch 12: 745-785 nm

Cytek^® Amnis^® ImageStream^®X Mk II Kits

製品	カテゴリー	製品番号
Amnis NFkB Translocation Kit	シグナル伝達	ACS10000
Amnis Protein Aggregation & Silicone Oil Detection Kit	創薬	ACS10001
Amnis^® SpeedBead^® Kit for ImageStream^®X System, ISX400041	ImageStreamX MkIIキャリブレーションビーズ	CN-0440-01

オプション

ImageStreamX Mk IIシステムはお客様の実験に合わせてカスタマイズ可能なフィールドアップグレードオプションを提供します。

6イメージチャネルまたは12イメージチャネル
MultiMag 20x 60x 対物レンズ
ハイゲインモード
拡張被写界深（EDF）
オートサンプラー 96 ウェルプレート
励起レーザー（最大6種：488 nmレーザー, 642 nmレーザーは搭載済）：
- 375 nm, 405 nm, 561 nm 592 nm
- 高出力 400 mw 488 nmレーザー

IDEAS機械学習モジュールを搭載した画像解析ソフトウェア

IDEAS 画像解析ソフトウェア： IDEASソフトウェアは機能的で使いやすく、Cytek Amnisイメージングフローサイトメトリーデータを用いて論文に掲載可能な図を簡単に作成可能。IDEASソフトウェアは、ドットプロット、ヒストグラム、統計表、イメージギャラリー表示の最適化など、フローサイトメトリーや顕微鏡ソフトウェアで一般的に使用されるツールを統合。

搭載フィーチャー：

ドットプロット上のドットをクリックすると対応する画像を表示
アポトーシス、細胞周期解析、共局在化、インターナリゼーション、核局在、形態変化、スポットカウントなどのアプリケーション標準ワークフローをウィザードで簡単に実現。Feature Finderウィザードで、それぞれの解析に最適なフィーチャーを検索可能
補正ウィザードで画像内の各ピクセルごとにスペクトルクロストーク補正が可能
チャネルごとに蛍光強度と細胞形態情報を測定する86種類のフィーチャー
細胞内成分を特定し、解析対象領域を絞り込む22種類の機能マスク
カスタマイズ可能な統計表を準備
リピート測定を容易にし、全サンプルの解析を標準化するテンプレート
各サンプルの補正と処理を自動化するバッチ処理

機械学習（ML）モジュール：MLモジュールはIDEASソフトウェアのプラグインで、目的の細胞形態を特定するために特別に調整された新しいフィーチャーを生成します。MLモジュールにより、利用者は手動で基準となる細胞集団にタグを付け、それらの画像を使用して類似画像を検出する独自の分類器を自動で作成できます。この機能により、解析が大幅に簡素化されます。

コンプライアンス対応ソフトウェアソリューション： データ収集ソフトウェアINSPIREとデータ解析ソフトウェアIDEASは、21 CFR Part 11に対応したバージョンでご利用いただけます。

Amnis AI: 細胞解析の新次元を発見する

画像解析ソフトウェア Amnis AI ソフトウェア：画像解析ソフトウェア Amnis AI ソフトウェア：フトウェアは、混同行列、確率指数、精度、再現率、F1統計などを活用して、わかりやすく結果を生成し、その正確性を保証します。また、このツールは専門家がモデルをトレーニングし、誰でも同じ分析を再現できるため、複雑な画像解析実験が大幅に簡素化されます。その結果、各解析セッションにおいて重要な専門知識が維持され、解析の一貫性と再現性が大幅に向上します。 Amnis AI の特徴は以下の通りです：

コンピュータによるハンドタグ付け
オブジェクトマッププロットに表示される集団クラスタリング
畳み込みニューラルネットワーク、ランダムフォレスト、伝達学習アルゴリズムを使用したディープラーニング
結果が予想と一致することを検証する精度分析

For Research Use Only. Not for use in diagnostic or therapeutic procedures.

Further information on our legacy Cytek^® Amnis^® FlowSight^® and Cytek^® Amnis^® CellStream^® systems can be found using these links.

Please reach out to technicalsupport@cytekbio.com for assistance or if you have any questions about these instruments.

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